ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーの忘備録。ネタバレ要注意。月別アーカイブを見られるようにしました。

グランド・マスター

ウォン・カーウァイにカンフー映画とか求めてないし!
でも観るけど!
トニー・レオン好きだし!
……みたいなテンションで観に行ったらアカンやつだったよね。



( ゚д゚)ポカーン


( ゚д゚)ポカーン


( ゚д゚)ポカーン



なんだったんだ、この時間は………
内容がまったく頭に入ってこない。それゆえ意味がわからない。
その逆でもあり。


超絶つまんなかった。
久々に金返せレベルでつまんなかった。
よくこれだけつまんない作品に、膨大な時間とお金をかけられたなぁと、ある意味驚きです。
トニーの二度の骨折もむなしく…うう。


監督がつくりたいものをつくったというのは、しっかりと伝わってきました。
こだわりも随所から感じられましたから。
でも、それだけ。
そして今回はそれらがことごとくスベッていた印象。寒かった。


大人っぽい映画に仕上げようとしている感じが空回り。
"カンフー"をテーマにしながらも、『花様年華』のような雰囲気を目指しているのは、なんとなくですが感じ取れました。
物語自体は壮大ですが、映画のスケール感がそれにまったく追いついていません。
カンフーに馴染みのない私に問題があるのかなぁ?、と思いつつも、
そんなのは関係なしに、もっとおもしろくできた気がするんです。
あえてそれをしなかった(のか?)あたりから制作側の高慢さが垣間見えてしまうというか。
世の中には大衆に媚びないスタイルで成功している作品もたくさんあります。
本作に不満がなければそんなことも感じなかったと思います。


それでも、眠くはならなかったのは、目で楽しめたからです。
スピード感に緩急をつけたアクションシーンは見ごたえがありましたし、
ところどころ画として美しい場面などはハッとさせられました。
と、一本の映画を観た満腹感はあるものの、妙な虚無感が。


ひとつの作品のなかにショートストーリーがいくつかあるという構成なのですが、
それらの繋がりがうっっっすいんですよね。
だから何もかもが唐突に感じられて、わけがわからない。
登場人物の背景描写も中途半端なのでこちらも一歩引いて見てしまって、本作ではそれがあまり良く作用しませんでした。
とくに終盤の地味さったらなかったですね。酷かった。
イップ・マン(トニー・レオン)とカミソリ(チャン・チェン)の接点なんて作中では結果的にゼロだったし。


ストーリーとアクションシーンのバランスが悪すぎ。
カンフーアクションシーンはたくさんありましたが、見せ場が見つかりませんでした。
登場人物の表情がかなり抑えられていて、それは演出のひとつでしょうが私は楽しめなかったです。
みんなおすまししていて。
カンフーの仕様なのかもしれませんが、カンフー以外のシーンでも感情の起伏があまり見られない。
それゆえキャラクターの魅力がサッパリ伝わってこない。
単純に、字幕に読めない漢字単語が多かったのも退屈さを助長した原因だと思います。


完全にチャン・ツィイーの映画でしたね。
彼女の美しさと、演じたルオメイの内に秘めた強い思い、生き様などが格好良かったです。
アクションシーンも彼女のシーンばかりが印象に残っています。


チャン・チェンがピエール瀧に見えて困った。
やっぱりトニー・レオンは街着がいいなぁ。(うわごと)


楽しみにしていた作品なだけに残念です。