ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーの忘備録。ネタバレ要注意。月別アーカイブを見られるようにしました。

のぼうの城

原作は読んでいません。
開始から20分間くらい、野村萬斎が2AMのグォン姐さんにしか見えなくて辛かった…。(韓国かぶれの症状←)


超絶つまんなかった。


ひっっっさびさに金返せレベルでつまんなかったです。
犬童一心監督と樋口真嗣監督のタッグということで楽しみにもしていたのですが、かなり残念でした。


ストーリーはおもしろいです。これが実話だなんて本当に凄い。
ただ今回の映画化は失敗ではと感じるほどにはつまんなかったです、まじで。
実話だということを感じさせるリアリティがない。かといって漫画的な楽しさもなく。
VFXも物足りなかった。まだまだ日本はこのレベルか〜、と感じました。
そのなかで水攻めのシーンは公開を一年遅らせるには納得の出来でしたが。
大金かけたわりにCG丸出しのシーンもちょこちょこあって萎え。


センスがない。
テンポが悪い。


とくに冒頭のダサさにいきなりドン引きしてしまって結構ひきずりました。
TBSの安住アナのナレーションェ…。
この手の映画はエンターテイメントに徹してこそおもしろくなると思います。
もっと痛快さや勢いを前面に押し出してくれれば見ごたえがあったかなと思うのですが全体的に中途半端で消化不良。
2万人の大軍vs500名の兵の戦い、絶対にもっともっとおもしろくできたはずです。
スポットの当て方が弱い、展開に緩急が感じられなかったのも痛かったですね。
上映時間が長めなわりに中弛みしなかった点が救いです。


肝心要の、主人公・"のぼう"の魅力がまったく伝わってきませんでした。
だから"のぼう"から、民衆からの支持とか、劣勢を撥ね退ける策とか、そういった関連項目にスムーズに繋がらない。
それは他の登場人物にもいえることで、それぞれの人物描写がシーンによってつぎはぎであまり印象に残らない。
これは明らかに役者の演技の問題ではなく、雑な脚本や演出が原因かと思います。
ことあるごとに民衆の反応が素直すぎるのも違和感。
そんなこんなでこちらも終始テンションが上がらず。
鑑賞後も、だから何?、と(私が)片づけてしまうむなしさ。


キャストの演技はおおむね良かったと思います。
その演技力が余計にむなしく感じられるという珍しいケースです(笑)
のぼうこと成田長親を演じた野村萬斎の演技は、最初は作品の中で少々異質であるような気がしましたが、
カリスマ性を表すうえでその少しエキセントリックとも言える佇まいはぴったりだったのではと思います。
佐藤浩市は完璧でした。滅茶苦茶格好良かった。
のぼうがあまりアグレッシブに動くキャラクターではなかっただけに、そんな主役を食ってしまう勢い。
のぼうとの"静と動"といった対比がよく表されていたように感じました。
ぐっさんもとっても良かったです。今後も演技方面での活躍が楽しみ。
中尾明慶は演技がかなり成長していてびっくり。これからも重宝がられそうですね。
敵方では山田孝之と平岳大が安定の演技力で魅せてくれます。
ふたりのキャラクターのコントラストもおもしろかったです。


主役の野村萬斎の演技がやや浮き気味に感じた理由のひとつにメインキャスト数名の力量不足があると感じました。
キャスト全員が同じ土俵で演技ができていないと不協和音が生じてすんなりと物語に入り込めない。
時代劇だと余計に。
う〜ん、成宮くんと榮倉奈々はちょっと酷かったですねぇ。何でこのふたりにしちゃったんだろ…。
このへんのキャストの演技力次第ではもっと映画としてのクオリティも向上したのではと思いました。
とくに甲斐姫を演じた榮倉奈々の演技はあまりに幼い。
甲斐姫は結局、豊臣秀吉側へ差し出されてしまうのですが、そういった場面で女の底力的なところを見せてもらいたかった。
敵方の大将・石田三成を演じた上地雄輔もミスキャスト感が強かったですね。
思ったより悪くない、とは思いましたが、戦に目を輝かせる様子など細やかな演技はまだまだ甘い。
ここもしっかりと地に足のついた演技のできる役者さんをキャスティングして欲しかったなぁ。
野村萬斎とやり合うにはちょっと頼りない印象を受けました。


ラストのフェードアウトも気に入らなかったけれど、「史実なので…」と言われたら、ああそうなんですか、と言うしかないですが。
それにしてももっと工夫できたと思います。手抜き感がアリアリでかなり萎えました。
現在の様子とかイラネ!大河ドラマじゃないんだから!


エンドロールでエレファントカシマシが流れてもうびっくりしましたよ…なんでエレカシ!?
思わず苦笑いでした。