ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーの忘備録。ネタバレ要注意。月別アーカイブを見られるようにしました。

伏 鉄砲娘の捕物帳

怒涛。
もんのすっごく展開が速くて、物語の嵐に巻き込まれたかのように短く感じました。
それは尺うんぬんではなく、物語自体が。
なんかよくわからないうちに終わってしまった…。
説明不足以前におそらく端折られたであろう部分が多すぎて完全に消化不良。
例えば、登場人物の心の変化やとりまく環境の変化など、
最低限描かなきゃいけないところが描けていない。
それゆえ登場人物の魅力もあまり伝わってこない。
主軸であるはずの、狩る者・(主人公)浜路と、狩られる者・伏である信乃の惹かれあう様子やその過程もサッパリ。
そんなストーリーについていけないこともないんですが、ついていこうと思うほどの求心力もなかったですね。
完全に置いてけぼりくらいました。
ラストとかなんだあれ(笑)


いちばん最初に見た、信乃を用いたチラシやポスターの
洗練されたシンプルなビジュアルが印象的だったので
フタを開けたらそれとは真反対のポップな絵柄でびっくり。
そのギャップを良い意味で覆せる内容というわけではなかったですね。
けれど血生臭いシーンではそのポップな絵柄がちょうどいい感じに中和してくれます。
アニメアニメしたキャラクターデザインと声優さんによる声に馴染むまでなかなか時間がかかりました。
スケールは小さいし、悪い意味でのアニメーションならではの世界観を見せられた感じ。
演出も工夫はしていたのですが、その場しのぎにしか感じられませんでした。
もっと全体の流れを大切に、バランスをとってアクセントを入れていってほしかったです。
街並みや建物などのデザインはおもしろかったです。
とくに吉原や江戸城の周りなどは気合いが入っていて見ごたえがありました。


原作は桜庭一樹の「伏 贋作・里見八犬伝」です。
ストーリーや設定は悪くないので、もっとどうにかできたのではないかと思うところ多々。
実写版や、アニメーションでもほかのスタッフでつくったものが観てみたくなりました。


Charaの主題歌も謎でしたねぇ。
まったく合ってないんですけど(笑)


なんだか、ひとつの作品を観たぞ、という気がしなかったです。
鑑賞後、はて私は何を観てたんだっけ?、と妙な感覚に(笑)
どこにも気持ちの置き場がなくてむなしくなりました。
何も残らなかったな…。残念です。