RESET公演もあと残すところ、遠方公演・大島優子生誕祭公演・千秋楽公演の三回のみ。
そのなかで、最後のロビー規制のかからなかった唯一の公演でもある遠方公演のロビー観覧をしました。
ちょうど運よく秋葉原で用事があり、ついでの軽い気持ちでAKB48劇場に向かいました。
劇場のロビーに着いたのはM13『ジグソーパズル48』前のMCのときでした。
ロビーは人であふれかえっていました。
ちょうど佐江ちゃんのいる前半組のMCが後半組に代わるところで、佐江ちゃんのMCはろくに聞けなかった。
研究生の相笠萌ちゃんがひとりでカラオケに行けると言い、メンバーみんなで凄いね〜、と言ったあと、
秋元才加ちゃんがカラオケで『夜風の仕業』を歌いたいと言い、それに佐江ちゃんがツッコみながらはけていってしまった。
『ジグソーパズル48』からアンコール曲明けの最後の曲『ギンガムチェック』の5曲しか観覧できなかったけれど、
とても有意義な時間でした。
ロビーのスクリーンは相変わらず観づらかった。
メンバーのポジションやダンスフォーメーションなどを覚えていない私は誰がどこにいるのかよくわからないところも多かった。
それでも、佐江ちゃんだけはどこで踊っていてもすぐにわかった。
スクリーンから姿を消しても現れるとすぐにわかった。
なんとなくスクリーンを眺めていたんだけれど、
もう佐江ちゃんがこの劇場のステージの上でパフォーマンスをするのをリアルに実感できるのはこれが最後なんだ、
と思うと自然と涙があふれてきました。
たぶん、宮澤佐江ちゃんのSNH48への移籍が決まってから、佐江ちゃんのことを想って初めて泣きました。
終演。
最後、全員で手をつないで「せーの!」をするとき、
佐江ちゃんだけ頭の位置が高くて、メンバーを左右に見渡しているようだった。
そのあと、誰よりも先に、あの甲高い大きな声で「ありがとうございましたー!」と言った。
挨拶を終え、流れる『RESET』の曲のリズムに合わせてぴょんぴょん跳ねながら後ろに下がっていき、
ステージの左から右へ挨拶していきながら去って行った。
その姿、絶対に忘れないよ。
ほぼフルメンバーが揃ったチームKのパフォーマンスはロビーのスクリーンで引きの定点アングルで見ても
AKBの選抜メンバーのパフォーマンスとは違い、決してお遊戯には見えない見ごたえのあるものでした。
立派なひとつのエンターテイメントとしてのステージだった。
最後の数曲しか観れなかったけれど満足です。
なにより、それほど公演を把握しているわけではないのに、
ことあるごとに佐江ちゃんをしっかり見つけられた自分にホッとした。
EN3『引っ越しました』が沁みた。
頭から離れない。
ここに引っ越しするよ
そのうち 遊びにおいでよ
それを歌う佐江ちゃんを今日スクリーン越しに見て、
初めて上海移籍を心から受け入れられた気がした。
今日、ロビ観に行ったことは私のなかでとても大きかった。
すごく意味のあることだった。
上海移籍には、納得している部分も、いまだに納得していない部分もあります。
移籍発表があった日から、ずっともやもやとしているのが正直なところです。
けれど今日、そのもやもやが少しだけ晴れたような気がしました。
私にとってのAKB48劇場での宮澤佐江ちゃんの千秋楽は今日です。
佐江ちゃん、約7年間、AKB48チームKのメンバーとして本当にお疲れさまでした。
新たな環境へ旅立つことが、どうか佐江ちゃんの目指す姿への一歩になりますように。