ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーの忘備録。ネタバレ要注意。月別アーカイブを見られるようにしました。

アーティスト

"サイレント映画"、寝そう…と思ったけど無事に寝ずに鑑賞。
サイレントながら主に喜怒哀楽をアクセントにポップに演出、
画としても印象的なシーンが多く、楽しめました。


サイレント映画の衰退(とトーキー映画の繁栄)をサイレント映画で描くというコンセプトありきの映画。
甘くアンニュイな雰囲気がスタイリッシュで、レトロな世界観とのコントラストがモダン。
雄弁な音楽が物語を彩り、とてもロマンチックです。


制限された表現のなかで躍動的に動き回る犬・ジャックラッセルテリアのアギーがとにかくチャーミング。
犬はもともと人間と話せない、ゆえにサイレントである作品の世界と観る側の世界をうまく繋いでくれていたような気がする。
まさか犬の演技に泣かされるとは思わなかったわ〜!
貫禄の"犬"版アカデミー賞『最優秀俳優犬賞』、カンヌ国際映画祭『パルムドッグ賞』なのです。


男が女に描いたほくろが女の運命を変える、
主人公ふたりの出会いは良かったものの、その後の関わりが浅いのでストーリーが進むにつれ疑問が。
ふたりの関係がかなりざっくりだったのでその他の魅力的なキャラクターたちも霞んで見えてしまったのが勿体ない。


すべてはラストに向けて!と言わんばかりの清々しいラストが素敵。
と同時に、最後は踊っちゃえ〜って感じがインド映画かよ(笑)とも。


上映中、まさに"サイレント"なシーンは劇場中がしんと、物音ひとつしない不思議な空間に。
ひとつのアトラクションのようでした。