ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

QP

ドラマ版の感想です。


深夜に30分、どっぷり、とても贅沢な時間を過ごせました。


たまたまテレビをつけていたらえらいハードボイルドなドラマが始まって。
なんで!?なにこれ!?と、豪華で隙の無いつくりに釘付け。
調べてみたらなんと監督は三池崇史
漫画が原作ですが、予備知識は無いし、任侠ものやバイオレンスものは苦手。
それでもこの内容なら…見ますよ!見ないわけない!


今期チェックしていたドラマのなかでは個人的に一番の出来です。
手を抜いてるところが全く見つからない。
演出・カメラワーク・ライティング・音楽・キャスティング・キャストの演技…etc.
全てが計算されつくされていて文句のつけようがない。
それでいて関わっているひとたちが一丸となってつくりあげているのが伝わる強い作品です。
説明不足気味でストーリーが進んでいくものの、それもアリだなぁと。


オープニングはレニー・クラヴィッツの楽曲で湿気を帯びながら始まり、
ラストはマキシマム ザ ホルモンの楽曲でテンションぶち上げで終わるという。
それが毎回毎回凄いんだよなぁ〜。
それぞれのキャラクターの生々しい人間臭さを出すバランスも絶妙。
そしてとにかく格好良い!!!
若い男の子の役者さんなんかは出たいんじゃないかと思います。男の世界!
メインキャストの面々、斎藤工林遣都金子ノブアキ渡部豪太田口トモロヲ椎名桔平などの演技をはじめ、
やべきょうすけや渡辺大などクセのある俳優さんの演技を初めて見ることができたのも大きな収穫。
キャストそれぞれが独特の雰囲気を醸し出しながら切磋琢磨しているのが感じ取れました。
個人的には『EXILE』・KENCHI演じるブラジル系イタリア人のマリオがツボでした(笑)
ひたすら重い空気を明るくしてくれるマリオは一服の清涼剤(笑)


クライマックスに向けて加速していく物語には目が離せませんでした。
いくつかの男たちの物語に区切りがつき、また新しい波乱が起きそうな…ラストも素晴らしかったです。
完璧!