ミーハーでごめんね

ヲタク気質のミーハーの忘備録。ネタバレ要注意。月別アーカイブを見られるようにしました。

荒川アンダー ザ ブリッジ

ドラマ版の感想です。


まず、ドラマ版だけで完結していないというのはどうなんだろうかと。
あまり後味が良くなかったかな、結果的に長い長い映画版の予告編を見させられたかのような。


原作漫画が好きなんです(といってもまだ出ている巻を全部読んだわけでは無いのですが)、
「自由でいいんだ」という夢や希望が、押しつけがましくなくギャグ満載の漫画から感じとれるところが。
ところがこのドラマ版はそれら読者がそれぞれに感じ取るべき部分を大々的に演出してしまったところに
作り手のエゴが感じられてしまい、大変残念な感じでした。
アーティスティックで、お洒落で、格好良い映像をつくりたいがために原作レイプされてしまった…そんな印象。
全然笑えなくて。


あと、圧倒的に「ニノとリク」の物語が描かれていない。
『荒川〜』といえばそこが一番のポイントなんじゃないかな〜と思うんだけど、他の個性的なキャラに目を奪われ過ぎた結果かなと。
まぁそれぞれのキャラクターが魅力的なのでスタッフサイド気持ちは分からなくは無いですが。
あとセンチメンタルな演出がやけに多かったのも鼻に付きました。


と、文句ばかりを言いながらも見続けた理由は言わずもがなそのキャスティングの素晴らしさです。
ステラ役の徳永えり以外は全く文句無く、まぁよくも集めたと言わんばかりの顔ぶれ。
リク役の林遣都、ニノ役の桐谷美玲(ふたりとも漫画顔!)のフレッシュなキャスティングをはじめ、みんなそっくりなの!!!
漫画やアニメの実写化ってキャスティング(とくに見た目)が一番重要だと思うのです。
小栗旬演じる村長も、ちょっと違う気もするんだけど(笑)、まぁ小栗旬ブランドということで大目に見るとして。
山田孝之演じる星は見た目だけだと滑稽すぎる星をより人間臭く、魅力的に演じていました。
そんな漫画から飛び出したかのようなキャラクターを見ているだけでも楽しかったんです。


"漫画原作のドラマ"としてはイマイチでしたが映像作品としてはとても良かった。
前述したとおり、クオリティが高く、とても丁寧につくられていました。


ただ、"原作に忠実に"、とまでは言わないので、もう少し原作を丁寧に扱って欲しかったなぁと思います。
映画版も観に行く予定。