ミーハーでごめんね

ミーハーでごめんね

I AM LOWBROW, AND I'M SORRY.

ダイワハウスSpecial 地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.15「ZEROTOPIA」 in 赤坂ACTシアター

めちゃくちゃ泣きました。
宮澤佐江ちゃんが、こんなにも"「宮澤佐江」という女優"として、
仲間といっしょにステージに立っている、仲間といっしょにステージをつくっている。
そこは宮澤佐江ちゃんの幸せのような場所でした。
よかったね、佐江ちゃん本当によかったね。


2幕のはじめのほうの佐江ちゃんのソロ歌唱が、
いままで観てきた舞台の佐江ちゃんの歌唱ではなくて。
舞台に、空間にすっと溶けていって。
すごいものを体感してしまった。感動した。


佐江ちゃんが演じたサンディーは懐かしの『ダブルヒロイン』以来のブリキャラ。
スタイリングのインパクトもすさまじい。
けれど、そのときにあった気恥ずかしさのようなものは微塵もみせず、「サンディー」というキャラクターをごく自然に演じてみせた。


お前は本当にファンなのか案件なのだれけど、
いつも「佐江ちゃんは映像の演技の方が向いてる」とか思っちゃう感じだったのだけれど、
もう今回は、全部のピースがピタッとハマった感じ。
"「宮澤佐江」という女優"は、ぜんぶぜんぶ、本当に『ZEROTOPIA』のかけらだった。
岸谷さん、寺脇さん、本当にありがとうございます。
私は幸せです。佐江ちゃんありがとう。


"「推し」の幸せ"って、"「自分」の幸せ"になるんだなって、初めて思いました。


あーーーーーもう本当に岸谷さんと寺脇さんには感謝しかない。
"「宮澤佐江」という女優"の持っているものをこんなにも見せてくれて、感じさせてくれて、頭が上がりません。






そんな"「宮澤佐江」という女優"が存在する、『地球ゴージャス』とは一体なんなのか。



と、いう答えが二回目の体験でようやく自分のなかで見えた気がしました。
それを今回、舞台の最中に見つけることができて本当によかった。


『地球ゴージャス』がやりたいのは、たぶん「エンターテイメント」なんだ。
岸谷さんも寺脇さんも俳優として演技をしているなかで、
自分たちが何をやりたいかっていうのが表れているのが、この"『地球ゴージャス』の「エンターテイメント」"なのだと思う。


"『地球ゴージャス』の「エンターテイメント」"は、良くも悪くもすごくわかりやすい。
ちょっといまどきこういう「エンターテイメント」はなかなかないのではというくらい、
古き良き「エンターテイメント」だと思う。
序盤からガンガン攻めてくるギャグシーンも、ぶっちゃけ最初はぜんぜん笑えない。
だってまだ客席があったまっていない。
でも、『地球ゴージャス』はそれでもそれがやりたいのだ。


そして、その"『地球ゴージャス』の「エンターテイメント」"ができるのは、
岸谷五朗と寺脇康文という俳優が、マザーシップになっているからだ。
ふたりのベテラン俳優が描く「エンターテイメント」なのだ。
メインキャストがいわゆる"それなりに名の知れた芸能人"であるというのも、
岸谷さんと寺脇さんがともに「エンターテイメント」の世界で闘うひとたちを集めたからだ。


正直、個人的には、作品としては甘すぎる。と思う。
いまのこのご時世に、それは安直すぎるし、地雷すぎるのではという部分がたくさんあった。
物語の流れも、それを職業にしているひとの作品と比べるとキツイものがある。
けれど、それが「アリ」なのは、岸谷五朗と寺脇康文の"『地球ゴージャス』の「エンターテイメント」"だからなのだと思う。


その「それちょっとどうなの」っていう部分すらも、
私は今回、途中から舞台ごと愛することができたせいか、まったく気にならなくなっていた。
笑わせようとしているところはゲラゲラ笑えるし、泣かせようとしているところはワンワン泣ける。
それは佐江ちゃんを通して、"『地球ゴージャス』の「エンターテイメント」"への壁がなくなったからだ。
彼らの放つ「エンターテイメント」を素直に受容している自分がいることに驚いた。
けれど、それくらい、今作における"「宮澤佐江」という女優"の姿に撃ち抜かれたのだ。


そんな佐江ちゃんを見せてくれたカンパニー、そんな舞台、
愛さずにはいられないじゃないですか。
だからか後半はもうずっと泣いてた。






『地球ゴージャス』に二度目の参加を果たした宮澤佐江ちゃん。
そのアナウンスがあったときは、純粋に嬉しかった。
本当に、岸谷さんと寺脇さんには良くしてもらえて(涙)
岸谷さんに「舞台の天才」とか言われちゃうんだよ!?もうアミューズに入れてよ!


…じゃなくて!



新田真剣佑との共演!!!!!!!



を、知ることとなり、"佐江ちゃんがマッケンと舞台で共演する"という事実に、
マックスハイテンションでいられないわけがなかった!


それからというものの、大人数で写っている写真なのにふたりだけにトリミ(ry、
溜まっていくそれらを眺めては、まるでこれはふたりの軌跡だわなんてキモヲタ大発動してたりしました。


結婚会見もありましたね~!(違)



でも舞台を観て、そーゆーの、ぜんぶ吹き飛んだ。
もちろん、いい意味で。すごくいい意味で。




マッケン、キミはいったい何者なんですか。




たぶん、観たひとみんな驚いたと思う。


正直、1幕は作品そのものにはまったくハマれず、
舞台のマッケン(新田真剣佑)ヤバくない!?、と、マッケンに驚きっぱなしで、
マッケンマッケン、マッケンの一挙一動に釘付けでした。
そしてそれがこの"『地球ゴージャス』の「エンターテイメント」"にピッタリなのです。
マッケンのみなぎるエネルギーを受け止められるのは"『地球ゴージャス』の「エンターテイメント」"だったからだと思うのです。


こんなマッケン、見たことない!の連続!
あんな演技するの?あんな表情するの?
もう私の頭の中のカメラロールにはとてもじゃないけれど保存しきれない。
かっこいい。かわいい。好き。


いや、まじでマッケン、舞台ハンパない。
動きがキレキレで身のこなしが美しくて、歌もめちゃくちゃうまいし、発声とかも百戦錬磨の舞台俳優だった・・・・・なぜ?????
謎が謎を呼ぶめちゃくちゃハイクオリティなパフォーマンスだったんですけど本当にキミはいったい何者なんですか。


これは、舞台関係者、大混乱なのではないでしょうか。
若く、経験も多くないっていうか少ないのにこの凄まじいポテンシャル。
いまは売り出し中で映像作品にもひっぱりだこで、なかなか舞台の仕事はできないだろうし。
というか、ど旬。めちゃくちゃ露出あるのにこの長い期間の舞台、よくできるなと思っちゃう。単純に不思議。
若さと体力とかなのかしら。本当に末恐ろしい。
あと数年したら、諸先輩らのように映像も舞台もこなす俳優さんになるのでしょうかね。
いや、これぜったい舞台関係者黙ってらんないから。ぜったいそうなるでしょ。




キャストのみなさま、本当に素晴らしかったです。
"『地球ゴージャス』の「エンターテイメント」"を届けてくれた。

柚希礼音:ジュン
西川貴教:ロマン


新田真剣佑:アトラス
宮澤佐江・花澤香菜(Wキャスト):サンディー


藤林美沙:バレンティーナ
原田 薫:キヨコ
大村俊介(SHUN):ボンゴコンガ


水田航生:ロンデビュー
植原卓也:マカスター


岸谷五朗:ワン
寺脇康文:ヒュ~

冒頭のレボレボ(西川貴教)の絶唱は、もうロックフェスに来たような錯覚をするほど。
終始、圧倒的なボーカルをその声量オバケっぷりで惜しみなく披露、ありがたすぎた。
でも、カッパ(公認ネタバレ)の出で立ちで登場したときは、想像よりかなり小柄で、
話す声も変えていたので歌いだすまでレボレボだってまったくわからなかったです(笑)
そしてこれがまた演技がうまいんだよな~~~~なんでよ~~~~~~~。


藤林美沙さん(バレンティーナ)を中心にタップをメインにしたダンスシーンは、
もう熱がたぎりまくっていて、本当にシビレました。


物語の中心にいた柚希礼音さん。
私は宝塚も演劇もまったく詳しくないのでご存知なかったのですが、
イロモノ(失礼)だらけのなかで唯一、観客側に近い身なりだったにもかかわらず、
とても凛としていて、くっきりとした存在感を発揮していて凄かったです。


そしてなにより!このカンパニー、すごく仲がいいのが伝わる!
そして私はそんなあなたたちが大好きだ!






終演後、カフェで購入したパンフレット読んでたら、
店員のお姉さんが「今日は何がご覧になってきたんですか?」と話しかけてくれたので、
流れで宮澤佐江ちゃんのファンであると話すと、なんとお姉さん、佐江ちゃんを知っていて。
聞けば、まさかのお姉さん、地下アイドル(男子)ヲタクだったという!
初対面にもかかわらず、ディープにアイドル話に花咲かせてとっても楽しいひとときでした!
「次いつ来ますか?CDあげます!」という会話まで(笑)




退場アナウンスが流れても、鳴りやまない拍手と手拍子。
私も心からスタンディング・オベーションをしました。


本当に「佐江ヲタ」として最高に幸せな時間でした。
こんな幸福感は、たぶん、佐江ちゃんの48グループの卒業コンサート以来かもしれない。
めずらしく、「もう一回観たい」という気持ちが芽生えています。幸せだ。

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

ツイッターのタイムラインの凄まじいくりしゅ圧に負けて、
ヴァレリアンをキメてきたのだけれども!


すごい!


ま っ た く わ け が わ か ら な か っ た 。


まじかよ!(まじだよ!)




危惧していたCG不慣れ問題に関しては、
さすがお金のかかり方がハンパなくて、凄まじい映像美と演出でトリップできて素直に楽しかったです。
テーマパークのアトラクション並みのハンパなさ。
宇宙ステーションのデザインとかもめちゃくちゃ格好良かった!


デヴィッド・ボウイをはじめとした、
いわゆる近未来SFモノとは対極的な感触の音楽をところどころにちりばめているのは、
素直にすっごくセンスいいなーと思いました。


しかしいかんせん話がまったくわからないのである。
(さすがに丁寧な説明があったのでパール人のくだりはわかった)
映像はおもしろいのに、その映像のなかで何が起こっているのかまったくわからなくて、
逆に笑えてきてしまった(笑)


どうせなら絶賛されてるアルフィー目当てに吹き替え版を観ればよかったのかなと思ったり。
いやまじであの役たちのアルフィーの吹き替えめっちゃ聴きたいよ!!!!!!!




目や耳はちゃんと楽しめたのだけれど、
頭の方がまったくそれができなくて、まったくついていけない、わけがわからない。
そっちのほうが自分のなかでめちゃくちゃ勝ってしまって、
それをどうにか納得させようてしたところに脳裏に浮かんだのが、


そう、『カンフー・ヨガ』です。



『ヴァレリアン』は『カンフー・ヨガ』だったのです。
すなわちクリレイみたいなもんです。
なんで誰も教えてくれなかったの!!!!!!!!!


カンフー・ヨガで得た、なんかよくわからん多幸感を掘り起こしてみると、
本作もそんなに悪くなかったんじゃないかと思えてくるのです。
この"わけのわからなさ"は「宇宙」というものに初めて出会う疑似体験のようなものなのかもしれない、と。(スーパーポジティブ)






さて、この映画を観るに至った最大の理由である「くりしゅ」ことクリス・ウー。
彼が演じたネザ軍曹というキャラクターがかなり重要な役割を担う役でびっくりしました。


(ネタバレするよ!)




だって、




くりしゅ、くりしゅが宇宙を救っちゃってたよ!!!???




ええんか?こんなオイシイとこもらってええんか?


そしてごろんと転がったときにアップになるネザたまのおしり…(拝)
演技もイイ感じで、昨年公開された『トリプルX:再起動』を観た映画クラスタのあいだでは、
「"ツルむと楽しいDJ"が出てるじゃん!」と話題になっていたりして、
クリス・ウーの世界進出、順調すぎ、すごすぎ。
(映画製作費のチャイナマネーがなんたらっていう話もあるけれどそれにしたってすごい)




監督のリュック・ベッソンが「生命」というものをとても丁寧に扱っているのがわかって、
泣きそうになったりもしました。
そのくらいキャラクターデザインに愛を感じたし、
愛から生まれたキャラクターの造形からはやっぱり愛が溢れていました。


でも、『レオン』の監督と同じひととはにわかに信じがたい(笑)
(知ってたけどそれにしてもさ!)

Red Velvet 1st Concert "Red Room" in JAPAN IN 武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ

俺の初孫『Red Velvet』ちゃんの初単独コンサート、
『Red Room』の日本公演に行って参りました~!


今年、まともに桜を見たのは今日が初めてだと思います。
そんなことも含めて、レドベルちゃんに「ありがとう」という気持ちになったり。



メインビジュアルもおきゃわ。


服装やメイクなど、できるだけ「赤」を取り入れて現場へ向かいました。
ふだんはそんなことあんまり気にしないのに、なんか、そういった気分にさせてくれるのが、
いまの『Red Velvet』というコンテンツの在りようの最たるものなんじゃないかって。


今回は大変残念ながらペンライトが売り切れで買えなくて(涙)
もとから購入予定だった靴下を買ったはいいものの「ただのショッピングかよ…!」と(涙)
(「なぜ靴下を…!?」と思うでしょう!それは私がこんな機会でもなければ靴下を買い渋る人間だからです!)
と、途方に暮れていたらグッズのヘアゴムの空袋が落ちていたので迷わず拾いました。
後悔はしていない。






ようやくレドベルに会えた〜〜~!あなたたちはここにいたのね~~~!、という感じ。
めちゃくちゃ楽しかった!!!!!舐めてたわ、びっくり、本当にびっくり。
ライブ参戦!、っていうよりは、踊った~~~!遊んだ~~~!、みたいな感覚。


『Red Velvet』は数少ない、"デビューから歩みを見てきたアイドルグループ"なんです。
だからこそ、活動を追ってきたからこそ、いざ単独ライブってなったときに、
自分が何を彼女たちのライブに求めているのかがわからないというか。


大人たちがこねくり回してきた『Red Velvet』というイメージが、
逆にレドベル自身の主体性を曖昧にしていた部分があるように感じられて、
私の中では、彼女たちは何者なの?、あなたたちは何者なの?、という風になっていったところがあって、
結局、なんかよくわからないけど可愛いし好きだよ~みたいな、
ちょっと二次元に対するそれのような存在になっていたのだけれど、
今回のライブを見て、"『Red Velvet』は『Red Velvet』だし、『Red Velvet』は『Red Velvet』だった"っていう事実がしっかりとわかった。
そのくらい"『Red Velvet』は『Red Velvet』である"ということを体感することができた。
私が見逃していた彼女たちのそれぞれの存在感というものをしっかりと感じられて、
そういった意味でも本当に感無量でした。




私のなかのレドベルってまだまだ幼い?、イメージがあったのだけれど、
いやいやこれがめちゃくちゃ「これがレッドベルベッドやで!!!!!」っていう、
レドベル濃度マックスの濃ゆい濃ゆいレドベルの空間でした。



ジョイさん!すっかりセクシー担当が板についておられて…!
どアタマの衣装、まじでびっくりしたよね!


"『Red Velvet』の単独ライブ"って銘打たれたところで、
個人的にはぜんぜんピンときていなかったこともあり、いい意味でヘンな期待とかもなく、
「どういうライブなんだろう?」、っていうただの好奇心しかなかったのだけれど、
『Red Velvet』というグループが放つイメージが好きならば、
間違いなくそれに浸ることができるという世界が完璧にそこにあった。


そして、完璧にあったその"『Red Velvet』の世界"が好きな私は、
「ここは"『Red Velvet』の世界"だから、ここが好きなひとは思いっきり楽しんでいってねー!」みたいなメッセージを勝手に受信しては、ちょっと涙ぐんだりしてしまいました。
ご立派になられて(涙)




ペンライトの色が、まるでロウソクに火を灯したかのような赤色で、
そうそうこの色、『Red Velvet』の色ってこれだ!、って、初めて見るのにそう思いました。


本国でのライブの様子を知っているわけではないので、たんなる感じ方だけれど、
演出とか、凝ったセットとか小道具(ベッド!)とか、スクリーンの使い方(ストーリー仕立てのVCR、めちゃくちゃ良かった!)とか、さすが本国ライブ仕様!、と思いつつ、
本公演はちょっとハコにあってないような違和感を感じなくはなかったかな。


そんななか、最初は花道ナシか〜〜~などと残念がっちゃったりしたのだけれど、
『Red Room』コンセプトにおける今回の"『Red Velvet』の世界"では、
そういったファンとの対話より、メインステージでの作りこまれた空間で、
しっかりと"『Red Velvet』の世界"を繰り広げたのが大正解だったと思ったので、
とにかくすごくすごく良かったです!!!!!


うう、でもでもでも~~~~~!
掛け声がわからないときは一緒に歌う派なのですが、
カラオケでも歌いまくっている大好きな『Dumb Dumb』と『Red Flavor』は、
日本語ver.が披露されたので歌詞がまったくわからず、ノリきれず、本当~に残念!




レドベルといえば、デビュー当初からアナウンスされている「Red」と「Velvet」という二面性を持つというコンセプトがあります。
今回のライブは『Red Room』という、あくまでもガーリーポップな"「Red」サイド"のレドベルがライブの主軸になっているのだけれど、
その部屋の引き出しのひとつとして"「Velvet」サイド"もしっかりと存在していて、そんな構成がすごいなと思いました。



ソーキュート!



ソークール!


"「Red」サイド"の『Red Room』に射すという意味で、ライティングがめちゃくちゃ絶妙で、
ただ可愛いだけではないレドベルの世界をよく表していたと思います。
まさに空間づくりの仕上げって感じ。




正直に申し上げますと、インターネットでレドベルちゃんたちの動画をお見かけしては、
本公演は、あまりパフォーマンスについては期待しないでおこう、などと思ってしまっていました。
本当にごめんなさい。そんなふうに持っていたイメージは見事に覆されました。
みんなめちゃくちゃ綺麗に踊るし、歌もうまいし、で。
そしてなにより、ありとあらゆる楽曲が超上質!さすが音源強者!
ああやっぱり単独ライブっていいなぁ、としみじみと思ったのでした。




デビューからそれなりに年数が経って、
いまはメンバーそれぞれがしっかり自分の魅せ方をわかっているのですね。


それにしても!とにもかくにもみんながみんなめちゃくちゃ可愛かった!!!!!
ひとりひとり抱きしめたい!!!!!(捕まる)



"「無キャラクター」コンセプト"だなんて、
(私に)言われていたのがうそのよう。


アイリーン!お誕生日をお祝いできて嬉しかったです!
もっとクールな女の子なのかと思い込んでいたけれど、チラチラとかわいらしさを見せてくれて(とくにMC)、そのギャップにノックアウトされました~。これは沼だわ。
スルギ、最高にカッコよかった~存在自体がキレキレ!でも喋るとめちゃくちゃキュート。
サインがクマさんなの、めっちゃわかるわ~!、って。(伝われ)
ウェンディは力強いトーク(かわいい)から察せられるキャラクターと、歌唱のギャップにくらくらしました。
ジョイちゃんは、最近表情が暗いイメージがあったのだけれど、キラキラ笑顔はデビューのときとおんなじ!愛嬌たっぷり!
イェリは、たんに日本語がうまいというだけでなくて、しっかりとしたコミュニケーションを図ろうという意志が伝わってきてマンネすごい!、って思いました。
そんな5人がアイリン誕生日の記念撮影のときにヘンなメガネを当たり前のように装着してておもしろかった(笑)


ほぼ日本語MCだったのは本当にびっくりしました!
日本語が話せなくても良いMCってたくさんあるから、個人的にはとくにこだわりのない部分で。
でもレドベルちゃんたちはしっかりと心や気持ちを伝えようとして、
日本語を頑張って発してくれているように感じられて素直に嬉しいなぁ、ってなりましたよ。




座席の表記が「4階席」でまじか…ってなっていたのだけれど、
実際は上手側の2階席?、というかスタンド席上段?、という感じで、
バックステージも見下ろせるし、メインステージも見えるし、結構個人的にはちょうどいい席でした。
そして座席の間隔が広くて嬉しかった~!
ただ、いかんせんガチの体育館なので、私の席からは手前を移動するトロッコが完全に̪見えなくて泣いた。。
そんなトロッコだけど、ウェンディやイェリが結構遠くからでもこちら側に手を振ってくれて嬉しかったな~!


あと、単純にペンライト持ってなかったことで逆に手が自由で、
拍手もちゃんとできるし踊れるしでなきゃないで悪いことばかりじゃないと思いました。
新たな発見!


…なーんて思っていましたら!
なんと終演後に「ペンライト付きチケット」に付属されていたペンライトをひょんなことから手に入れてしまいまして(笑)
うそでしょ~!でもやっぱりテンションあがる~!お土産が増えました(笑)





俺の初孫『Red Velvet』、



楽しい時間を、ありがとう!おつかれさま!




1. Red Dress
2. Happily Ever After
3. Rookie
4. Huff n Puff
VCR
5. Lady’s Room
6. Talk To Me
7. Don’t U Wait No More
8. Oh boy
9. Dumb Dumb(Japanese ver.)
MC
10. Hear the Sea
11. Campfire
12. Zoo
MC
13. Little Little
14. Last Love(ウェンディソロ)
15. Be Natural(スルギ×イェリ×ジョイ×アイリーン ダンスソロ)
16. Cool Hot Sweet Love
17. Automatic
MC
18. 7月7日 One of These Nights
VCR
19. Ice Cream Cake
20. Russian Roulette(EDM ver.)
21. You Better Know
22. Red Flavor(Japanese ver.)

EN1. Somethin Kinda Crazy
EN2. Cool World
EN3. Happiness
EN4. Candy
MC
VCR(エンドロール)


VCRのオフショットとともに、エンドロールが流れたのが最高でした!

続・アイドルの夜明け − ワナワン、I.P.U.。−

いろいろ思うところはある。
自分のためにどこかに矛先を向けるとしたら、やっぱり「労働環境」かなと。




ファンに姿を見せる直前なのにあの感じ。
まわりにスタッフがたくさんがいるのにあの感じ。


でも「あの感じ」が許されるくらいには酷使されてるんだよなぁ、きっと。
"「あの感じ」でいいから!とにかく働いてくれればいいから!"、みたいな。


そんな想像ができてしまった。




なんとなく、最近のK-POPアイドルシーンの裏側というか、
そういったものの一部を見てしまったような気がする。


「日本のアイドル」と比べて歴史が浅いと言われる「韓国のアイドル」。
いまの世代交代をはじめとする転換期を体感していると、
その"「サイクル」の早さ"というものはよくわかる。
悲しいかな、解散・脱退などもその「サイクル」の一部なのだろう。




ましてや『Wanna One』はその「サイクル」のなかにあって、
さらに期間限定グループであり、超巨大ファンダムを生んだボーイズグループ。
かつ、男子アイドルが獲得することに苦労する大衆人気をもデビュー前からすでに得ている。
無双状態、と、いうか社会現象。


基本的にメンバーの所属事務所は中小規模の会社ばかりであるから、
社運をメンバーに託していている場合がほとんどであると思う。


Wanna One』を直系でマネジメントしているYMCエンターテイメントだって、
天下の大企業であるCJ E&M様から仰せつかったそのオイシすぎる役目は、
最大限に利用したいところなのだろう。


わかる。


だって、こんなビジネスチャンスが韓国のアイドル業界に生まれることは、
本当に奇跡みたいなことだろうから。




そういったワナワンが置かれている「労働環境」が、目に見えてしまった一件だったと思う。
そして、それは、目に見えてしまってはいけないものだった。はず。
だって彼らは「アイドル」でしょう。




アイドルに流出系のトラブルがあると、ドラマ『武道館』(原作は朝井リョウ)を思い出す。
それはアイドルの「生活」=「人生」のかけらを覗き見てしまったがゆえの代償。

私は「アイドル」の表面しか見ていないほうだと思います。
内面にはあまり興味がないほうだと思います。
そのかわり、その「表面」に綻びを感じたとき、眉をひそめます。


みんな、アイドルが好きだからこそ、それぞれの「アイドル論」や理想の「アイドル像」があるのだと思います。
それと"生身のアイドル"を天秤にかけることはなんて残酷なんだろうかと。


そしてアイドル自身の持つそれは「プロ意識」としてファンに受け入れられる。
結局はファンは自分の都合のいいように「アイドル」を解釈するしかないんです。

けれど、今回はそんな"生身のアイドル"の背景が露わになってしまった。




そして、このときとほとんど同じことを思ったりもする。

これらを受けて、彼らには"「アイドル」である「自覚」がない"というよりは、
"「アイドル」である「感覚」があまりない"のかもしれないとも思ったりした。

「ファン」という光が、見えていないのでは。
または、それが見えているにも関わらず、感じられていないのでは。


ファンはアイドルのことなんてきっとこれっぽちもわかっちゃいないんだろうけれど、
それ以上にアイドルも、アイドルである「実感」がなければ「ファン」の存在もわからないのではないか。

「労働環境」によって、「アイドル」というよりは「アイドルによく似た商品」になってしまってはいないだろうか。


でも、彼らは(たぶん)物理的に「ひとり」ではないんだと思って安心したところもある。

彼らだって、きっと"アイドルの夜明け"を待っているんだ。
そのときに見える光景に「ファン」として在りたいと思う。

約束するよ。


だからどうか、心も身体も健康でいてください。


舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★ in 天王洲 銀河劇場

もう、本当に目的はただひとつでした。
カンパニーのみなさまには申し訳ないくらいです。



ただただ、


青木玄徳さんのバンコランが見たい。


その一心。




メインビジュアル、なんだこの脚は!二次元か!




舞台第1作目のビジュアル公開でこれはすごいな!!!!!と思っていた青木バンコラン玄徳。
けれど当時は敷居が高く感じられて、「観る」という選択肢すら生まれませんでした。
そしてそれから2年の時を経て第2作目上演とのアナウンスが!
これはもう見るしかないじゃん!青木玄徳さんのバンコラン、見るしかないじゃん!!!!!




が、しかし。本公演が開幕してからというものの、
見る舞台写真がことごとく個人的にイマイチで、むしろバンコランじゃないときのほうが、
バンコランに見えたりするようになったりしてたんですけど(病気)






…うそでしょ。


バンコラン、実在したんだけど。


むしろいままで見てきた魔夜峰央先生の描いていたバンコランより、
先に存在していたのではというくらいにはステージのうえにいたのは完璧にバンコランだったんだけど。





顔がめちゃくちゃに美しいのはもちろんのこと、
体型とか(なにあの体型)、身のこなしとか、もう身体のシルエットがバンコラン。
それに加えて、話し方、なにより声がまじのガチのバンコラン。


その非現実的な脚で私をまたいでくれませんか?

もう地面にでもなんにでもなります。


私の幼少期のわずかなパタリロ体験(友達のお母さまが全巻持ってた+衛星アニメ劇場)から生まれ、それからずっと変わらずにいたバンコランというキャラクターがそのままいた。


百歩譲って姿形はなんとかなるかもしれないけど、
声とか持って生まれたものは変えられないし、
年齢とかはタイミングだし、青木玄徳さん、もう奇跡です。


演技なんだよね?…俳優さんて改めて本当にすごいと思った。
だってあれただのバンコランだったよ!!!???
美少年じゃなくても惚れちゃうよね?至近距離にいたら息できないよ。。


最後、3階席に美少年キラービームしてくれたのはたぶんバンコランではなく青木玄徳さん。
私、美少年でもなんでもないけれど、ビームのとっくの前にバンコランに夢中でした。


なんならね!もう開演前にバンコランの生写真買っちゃってたしね!
パンフレットの特典大判生写真もバンコランいらっしゃったしね!
(パンフレットはめちゃくちゃかわいいです!)






とにかく楽しかった!!!!!
そしてキャストのみなさんがとてもイキイキと楽しそうにしていて、
それだけでも楽しさをもらえた!
ステージに充満していたそのハッピーな雰囲気からは、
きっと見えないところもハッピーな現場だったんじゃないかなって想像できてしまうほど。


いつも以上に個人的な感覚になるのだけれど、
魔夜峰央先生のつくりあげた『パタリロ!』という作品が土台にあるということが大前提にあるという印象をとにかく強く受けました。
さながらお祭りのような舞台は、それがあって初めて『パタリロ!』として伝わるのではと。
タマネギ部隊のえっちなショーみたいなコーナーはパタリロのお耽美な世界観と合っていてとてもいいなぁと思いました。


反面、原作を知らないひとははたしてどういう風に感じたのかなと思ってしまいました。
と、いうくらいにはハナシだけならちょっとよくわからないところばっかりだし、
せっかくのキャストによるキャラクターたちも弱すぎではと。あまりにも見せ場がない。
たんに私がバンコランにロックオンしてたからなのかもしれないけれど(爆)
ぶっちゃけバンコラン以外の記憶があんまり(小声)


私は2.5次元舞台を(たぶん)マトモに観たことがないので、
2.5次元舞台だと思って観た方にはあまり違和感ないのかなぁ?
というか、今作はジャンルとしてはなんとなく「2.5次元舞台」とはちょっと違うと思っているのですが。
でもまぁやっぱり「2.5次元舞台」なんだろうなぁ。


でもパタリロが加藤諒くんにしかできないっていうのはめちゃくちゃ納得したなぁ。
見た目だけではない説得力。
あんなに演技がうまいと思わなくてびっくりしたし、舞台のうえであんなにのびのびとパタリロ役をまっとうできるのは本当にすごいと思った。
魔夜峰央先生のお墨付きなだけある。




『天王寺 銀河劇場』、初めてだったのだけれど、
3階席でもめちゃめちゃ見やすくてありがたかったです。
ただなんかめちゃくちゃ暑かった!
ほかの催しと間違えて案内係りの方と「4階席はこの上ですか?」vs「4階席はありませんが」を何回かくりかえしたのはいい思い出です(笑)


劇場の外は、とにかくひろびろとしていて見晴らしがイイ!
セブンイレブンが劇場のすぐそばにあるし、
イスやテーブルなどもその周辺にたくさんあってとっても居心地が良く時間を過ごせました。
イスには座布団がついていて、こういったこまかい気配りが嬉しいです。




バンコランを見たあとは、バンコランには見えない不思議。

あゝ、荒野 前篇 / 後篇(二回目)

どうも、『あゝ、荒野』大好き芸人です。
2017年の日本の映画賞は「もう全部門『あゝ、荒野』でよくね?」と本気で思っています。




そんな大好きな『あゝ、荒野』が、
ようやく!ようやく!ようやく!地元のミニシアターで上映されました!


というわけで、『前篇』・『後篇』をイッキ見。
一本が約2時間半で計約5時間の大作なので、インターバルが30分弱しかなかったのがちょっと体力的に不安だったのですが、
初めて鑑賞したときと同様に、長さはとくに気になることもなく、あっという間でした。




私、やっぱり映画『あゝ、荒野』が大好きです。


そして、


"いまの菅田将暉のマックス"はとうぶんこの作品を超えられないのでは、と思ってしまう。
そういう意味ではこの作品に出会えた菅田将暉ってめちゃくちゃ幸運だなとも思いました。


菅田将暉、次のマックスはいつだろう。
次の機会はそうそう訪れないのではと余計な心配をしてしまう。
才能を消費されないで~~~~~~~~。






改めて観ると地雷が多すぎると思ったし、
私も前回はそこまで気にならなかったのに、ある程度それから時間が経ったこともあるのか、
これはちょっとイヤだな~と思った部分が今回は結構ありました。
地雷もそうだけれど、濡れ場だらけだったりすることもあり、
こんなに大好きな作品なのにひとに薦めづらい、つらい。


けれど、演者のパワーに頼らずに「人力」でこれだけガチの商業映画をつくった心意気はまじで評価されるべきだし、
日本映画ではこんな作品にはなかなか出会えないと思います。
結果的には、そこに役者さんの素晴らしい演技などが加わることで、すごい作品になったわけだけれど。




初めて観たときには、新次(菅田将暉)とバリカン(ヤン・イクチュン)の闘いばかりが強く強く印象に残ったのだけれど、
今回は、裕二(山田裕貴)と新次のバウトが、とても響きました。



過去に囚われているのは自分だけなんだと痛烈に思い知らされる新次。絶望。
それは新次にかわからないし、だからこそ孤独。
そこからバリカンとは対照的にどんどんその孤独の深みに落ちていく新次。
でもそれは新次のようなフィクション作品の登場人物だけでなくて、なんらかのかたちで、
たくさんたくさんの人間が対峙するもの。


人間は孤独な生き物だけれど、人間と繋がっていたい生き物なのだと思い知らされました。
ただ「繋がり」=「セックス」っていう表現が多すぎてやっぱりそれは安直すぎな(笑)




個人的には最初に『前篇』と『後篇』は少し時間をあけて観ておいてよかったなと。
二本の間に流れる「時間」を自らも体感できる気がするというのもあるし、
『前篇』と『後篇』は結構違った明度の作品なので、それぞれを咀嚼できたことは大きい。
まぁひとそれぞれですが。


なんにせよ、大好きな作品をもう一度スクリーンで観ることができて本当に嬉しいです。

シェイプ・オブ・ウォーター

ネタバレします。
字幕がイエローだった。




思春期のヲタク男子がつくったかのようなストーリーに、
やばいやばいどうしようわからないってなっていたのだけれど、
ラストで描かれる"ある「愛」と「幸せ」"が、その創作の素直さゆえに刺さりまくって号泣。
まじでラストまではラクラクお気軽鑑賞だったのに、なんなのよこの疲れは・・・・・・


(私みたいな人間でさえも)人生をまるごとぐわってつかまれたような。
生きよう、って奮い立たされる。




予告動画をちらっと見ていただけなので、映画本編のその内容にはびっくりしました。
主人公・イライザ(サリー・ホーキンス)と「彼」(ダグ・ジョーンズ)の恋愛模様みたいなものはぜんぜん描かれず、
あっという間にふたりはなにかを通わせて、サクッと立ちはだかるミッションに突入します。
まぁたとえば恋に落ちる瞬間なんて場合によってはあっという間だしと自分を納得させつつ。
体感的にはこれが半分くらいだったんじゃないかな。


では残りの半分は?、というと、
イライザが"「彼」を愛する時間"をかなりスピードを落として描いているように感じました。
これが観ているときは前半とのあまりの速度感の差に、しんどさがなかったといえばうそになるのだけれど(笑)
けれど、観終わったあと、この時間がいかに自分自身に沁みわたっていたのかがわかる。
でも個人的に一緒に踊るのはナシだわ(笑)




主軸になっているのは、間違いなく"イライザと「彼」の物語"なわけで。
正直ほかの要素はそれを際立たせるためのものでしかなかったような気がします。
そういった部分も含めて、それぞれのキャラクターとかその周辺の環境とか、
"オトナ味のファンタジー"としてそれなりにつくりこまれていると思いました。
(ぶっちゃけなんかよくわかんないところも結構あった・笑)
「性欲」をかなり全面的に出していたのも、字面だけだと童話のような物語との対比としてすごく効いていました。


イライザとジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)の過ごす部屋とかとっても素敵。
まずいパイだらけの冷蔵庫(笑)とか、映像だけならず画もすごく凝っていて魅力的だった。
ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)の存在は忘れたくない。




メインビジュアルすら知らなくて、

劇場入り口ではじめて見たくらいなのだけれど。


この!この!ビジュアルで!!!!!!!
日本の配給なのに!すごい!オリジナルと同じじゃん!!!???、て。
これが映画を観たあとだともうもうたまらんのです。




今作がつい先日行われたアカデミー賞の作品賞を受賞。
"「人間」がつくりだした「ファンタジー」"が、"「いま」のアカデミー賞"で推しだされたことが、素直に喜ばしい。
万人にウケるかというとちょっと微妙なセンの作品なだけに、より"賞の「意志」"を感じる。




パンフレットは購入したけれど、まだあんまり読みたくないなー。
しばらくこの「映画」という作品を引きずっていたいです。